フィトテラピー

フィトセラピーは独学で学べる?資格の種類と仕事への活かし方

フィトテラピー
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現代社会では、ストレスや不規則な生活習慣によって心身の不調を抱える人が多くいます。そんな中、自然の力を借りて健康や美を追求する「フィトセラピー(植物療法)」への関心が高まっています。

さとみ
さとみ
当記事は、JAMHA認定ハーバルセラピストの私が、フィトセラピーの基本から資格取得方法、学ぶべきスクール情報、仕事への活かし方まで幅広く解説します。

フィトセラピーとは

フィトセラピーフィトセラピーは、植物やその成分を用いて健康や美容に役立てる伝統的な療法です。自然治癒力を高め、心身のバランスを整える効果があります。

フィト(Phyto)は、古代ギリシャ語を語源とし、植物全般を指す言葉です。
セラピア(Therapeia)は、セラピーの語源とされる「治療」「療法」「奉仕」といった意味があります。
このふたつの言葉の複合語が「フィトセラピー=植物療法」です。

 

フィトセラピーの効果

フィトセラピーには様々な効果があります。植物の成分が持つ自然の力によって、ストレスの軽減や睡眠の質の向上、免疫力の強化などが期待できます。

また、心身のバランスを整えることで、疲れにくい体質へ導くことも可能です。
具体的にどの植物がどのような効能を持つのか、その知識は日常生活でのセルフケアに大いに役立ちます。

 

フィトセラピーの活用方法

フィトセラピーフィトセラピーは、食事、スキンケア、アロマテラピーなど日々の様々なシーンで活用できます。例えば、薬膳料理を取り入れたり、肌悩みに応じたハーブを選んでスキンケアに使用したりすることができます。

さらに、自宅で簡単にできるハーブティーやエッセンシャルオイルを使ったアロマテラピーも人気です。これらの方法を取り入れることで、心と体の両方に働きかけることができるのです。

フィトセラピーを取り入れた生活

フィトセラピーを日常生活に取り入れることで、心身の健康を保つことができます。簡単に始められる方法から実践しましょう。

日々の食事に

フィトテラピー薬膳やハーブティーを日常の食事に取り入れることは、フィトセラピーを生活に取り入れる最も手軽な方法です。季節の野菜を使った料理や、体調に合わせたハーブティーの選択など、日々の食生活に意識を向けることで、体の内側から健康を支えます。

あとに説明する協会やスクールの中には、料理を通じてフィトセラピーを学ぶ講座もあり、食と健康の関連を深く理解することができます。

スキンケアに

ヴィーガンコスメ,ラヴィステラ手作りコスメにハーブの知識を活かすことで、特定の肌の悩みに対応するハーブや精油を選び、自分だけのスキンケアを作ることもできます。
化粧品の成分を見て「このハーブはこのような効能があるな」と理解できるようになるので、自分の肌悩みにあった化粧品選びにも役立つことでしょう。

フィトセラピーでは、植物の持つ自然の力を活用するため、化学物質に頼らない美容方法としても注目されています。
香料に天然の精油を使用したものも多く、お肌の健康だけでなく、精神的な癒しにも繋がります。

 

フィトセラピーが怪しいと言われる3つの理由

フィトセラピーが怪しいと言われてしまう理由は、大きく分けて3つあるかと思います。下記に、その3点についてご説明します。

医学的アプローチとの対立

医学とフィトセラピーの対立伝統的な医学的アプローチと植物療法との間には、しばしば意見の相違があります。植物療法を主流の医療と組み合わせることに関しては、医療専門家の間でも意見が分かれるところです。

フィトセラピーは代替療法に位置付けられることが多いですが、実は薬も、元を辿ると植物の成分から単一成分を抽出したことが始まりです。

さとみ
さとみ
単一でダイレクトに働きかける薬と違って、フィトセラピーはホリスティックな働きを持ちますので、正しい使い方をすれば緩やかな健康増進に期待ができます。

 

一部のネットワークビジネスで誤った知識が広められている

ネットワークビジネス一部のネットワークビジネスでは、ハーブや精油(アロマオイル)を取り扱っています。こうしたネットワークの会社への勧誘を促す際に、フィトセラピーを学んだことのない人によって誤った知識が広められてしまっていることがあります。

例えば、「⚪︎⚪︎の精油はオーガニックで食品グレードなので飲んでも安心・安全」などといった謳い文句です。

日本アロマ環境協会では、精油の飲用は禁止されています。また、オーガニックだから安心・安全だという単純なロジックではありません。

精油は、花や葉、果皮、根などを蒸したり搾ったりして抽出します。例えば、精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トンも必要とします。

つまり、ハーブとしてそのまま飲食するのとは違い、精油は成分が濃縮されているのです。また、大人と子供でそれぞれ規定量が定められています。

さとみ
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体内に入った精油は、最終的に肝臓で代謝され、腎臓を経由して尿として排出されます。しかし、一定量以上の精油が体内にはいると、この過程で内臓に過度の負担をかけることがあり、健康を害する恐れもあります。

正しく使用された場合にはフィトセラピー(植物療法)は有益な効果をもたらすものですが、使い方次第では健康を害することにもなりかねません。

ハーブや精油は自然のものではありますが、妊娠中に使用できないものや、薬との飲み合わせで禁止されているものもあります。
天然=安全と言い切れないことに注意しましょう。

したがって、フィトセラピーを学ぶ際には、協会や認定講師を通してきちんと知識を習得した人から学ぶようにしましょう。

魔女を連想させたり、魔術的なイメージがある

ヒルデガルトのように、実際に神から啓示を受けたり予言ができたハーバリストも存在したため、そのイメージをもつ方も多いのかもしれません。

魔女狩り

16~17世紀には、「薬草魔女」(薬草を使って人々を助けた女性たち)が実在しました。彼女たちは、祈祷やハーブの販売で生計を立てていました。

今のようにエビデンスをとることが難しかった当時、彼女たちは「怪しい存在」とされ、女性が活躍することへの社会的弾圧のため、「魔女狩り」として処刑されてしまった悲しい歴史があります。

また、実際にフィトセラピーがリラックス効果をはじめ身体だけでなく心にも影響を与えることや、星との繋がりについて語られることも、スピリチュアルなイメージや「怪しい」というイメージに繋がっているかもしれません。

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フィトセラピストになるために

フィトセラピストやハンドケアセラピストとして活動するには、専門的な知識と技術が必要です。そのため、資格取得を目指すことが一つの道となります。

認定資格の取得

フィトセラピー資格取得を目指す方は、認定講座への参加が欠かせません。
日本メディカルハーブ協会(JAMHA)日本フィトセラピー協会、内閣府が認証している日本統合医学協会などが主催する講座では、専門的な知識と実践技術を学ぶことができます。

これらの講座を修了することで、フィトセラピストやハンドケアセラピストの資格が得られ、自己管理能力の向上だけでなく、プロとしてのキャリアも開けます。

継続的な学びと研究

フィトテラピストフィトセラピーの世界は広く、日々新しい発見があります。資格取得後も継続的に学び、最新の情報や技術を追い求めることが大切です。

協会やスクールに所属することで、講座やセミナー、イベントへの参加が容易になり、同じ目標を持つ仲間とのネットワークも広がります。
これらは、フィトセラピーを深め、さらに専門性を高めるために欠かせない要素です。

 

フィトセラピーの資格取得方法

フィトセラピーを深く学びたい方には、専門のスクールや講座がおすすめです。基礎から応用まで、段階的に学ぶことができます。

おすすめのステップ
  1. 自分に合った資格を選ぶ
  2. 学習方法を決める(通信が初心者に人気)
  3. 実践を取り入れて理解を深める
  4. アロマテラピーや漢方・薬膳など関連知識も並行して学ぶ
さとみ
さとみ
ひとつずつ詳しく解説していきます。

自分に合った資格を選ぶ(資格の種類)

まずは自分の目的に合った資格を見つけることが大切です。よく知られている資格には、次のようなものがあります。

資格名 認定団体 特徴
フィトセラピスト 日本フィトセラピー協会
  • 実践的・植物全般の知識を学べる
ハーバルセラピスト 日本メディカルハーブ協会
  • 医学寄りの知識も習得可能
  • 受験資格には通学が必須
メディカルハーブセラピスト
NPO法人日本統合医学協会
クリニカルアロマインストラクター資格取得講座
NPO法人日本統合医学協会
  • NPO法人日本統合医学協会の最上位資格
  • オンラインで学習可能(目安:約6ヶ月)
  • 精油の知識に加えて、心理学、ハーブ学など人気の学科を含む全12科目が学べる
  • 内閣府認証
ハーブコーディネーター 日本園芸協会など
  • 入門者向け・趣味にも最適
アロマテラピー検定+ハーブ検定 AEAJ、JAMHAなど
  • アロマテラピーとハーブ療法を組み合わせたい方向け
  • 独学でも受験が可能

国家資格ではなく、すべて民間資格です。

通信(オンライン)で学ぶ

オンライン学習
通信講座の特徴
  • 自宅で自分のペースで学べる
  • 教材・テキスト・添削が一式揃っている
  • 質問サポートや修了証もあることが多い(例:日本フィトセラピー協会、NPO法人日本統合医学協会など)

時間や場所に縛られずに学びたい方には、通信講座(オンラインコース)が便利です。自分のペースで学習を進めることができ、質問や相談も気軽にできるメリットがあります。

「ルボア フィトテラピースクール」や、内閣府認証の「NPO法人日本統合医学協会」などオンラインコースを提供しているスクールは多く、初心者から専門家を目指す方まで幅広く対応しています。

NPO法人日本統合医学協会の「メディカルアロマ検定」や「メディカルハーブセラピスト」は、手頃な価格で独学でも資格取得が可能です。

\ NEW!! /最新情報

メディカルハーブセラピスト」が、通常39,600円のところ、モニター受講で50%OFFの19,800円で資格取得が可能です※2025年6月13日現在)
モニターの条件も受講後の400字以上のレポートとアンケートの提出のみで、かなりお得です。

さとみ
さとみ
いつまでモニター募集しているかわからないので、ピンと来た方はお早めの受講申込みをおすすめします。



独学で学ぶ

フィトテラピー
独学の特徴
  • 費用は安く済むが、資格取得対応の教材を探す必要あり
  • 試験のある資格の中には、通学が必須(独学では受験資格が得られない)なケースもある

独学でも検定を受けることができる資格もあります。
たとえば、日本アロマ環境協会(AEAJ)のアロマテラピー検定1級、2級は、受験資格がないため、独学で学習後、全国の試験場で検定試験を受験することができます。

さとみ
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この検定は香りのテストもありますので、精油もセットになったテキストと問題集があると便利です。

日本メディカルハーブ協会(JAMHA)のメディカルハーブ検定とハーブ&ライフ検定も、独学で学習後に検定を受けることが可能です。

ただし、JAMHAの上位資格「ハーバルセラピスト」や「シニアハーバルセラピスト」は認定校または認定教室で認定講座の修了証が必要ですので、認定校で通学しなければ資格は取得できません。

日本メディカルハーブ協会(JAMHA)の主な資格
資格の名称 受験資格
メディカルハーブ検定 受験資格なし。独学で受験が可能。
ハーブ&ライフ検定 受験資格なし。独学で受験が可能。
ハーバルセラピスト 認定校または認定教室で通学&認定講座の修了が必要。
日本のハーブセラピスト 受験には、ハーバルセラピストの資格と認定校での通学&修了証が必要。
シニアハーバルセラピスト ハーバルセラピストの上位資格。受験には、ハーバルセラピストの資格と認定校での通学&修了証が必要。
ハーバルプラクティショナー シニアハーバルセラピストの上位資格。受験には、シニアハーバルセラピストの資格と認定校での通学&修了証が必要。
ホリスティックハーバルプラクティショナー 受験には、ハーバルセラピストの資格と認定校での通学&修了証が必要。

参考:認定資格(日本メディカルハーブ協会)

別途入会金8,000円、年会費8,000円が必要です。会費未納の場合は、資格が喪失します。

ご自身の目指す仕事にあわせて、どのレベルの資格が必要か考えてみましょう。

日本メディカルハーブ協会検定委員会
日本メディカルハーブ協会検定委員会

実践を取り入れて理解を深める

フィトテラピーの実践フィトセラピーは実践を通じてより深く理解することができます。机上の学びだけではなく、収穫から加工・調合まで実際に植物に触れる体験は、理解を深めるとともに貴重な学びとなります。

資格取得にあわせて実践的な技術を身につけることで、プロのフィトセラピストやハンドケアセラピストとしての活動も目指せます。
協会主催の植樹活動などに参加することも、環境への配慮とフィトセラピーの理念を学ぶ良い機会となるでしょう。

アロマテラピーや漢方など関連知識も並行して学ぶ

アロマテラピーや漢方、薬膳は、フィトセラピー(植物療法)と非常に相性がよく、並行して学ぶことで相乗効果が得られます
また、ハンドセラピストなどの資格もあわせて取得することで、現場での即戦力にもつながります。

なぜ並行して学ぶのがおすすめ?
  • 視野が広がり、より個人に合ったケアができるようになる
  • セラピスト・講師などの実務での幅が広がる
  • 他のセラピストや講師との差別化ができる
  • クライアントや家族への具体的なアドバイスがしやすくなる
  • 「西洋の植物療法(フィト)」と「東洋の伝統療法(漢方)」を統合的に活用できる
さとみ
さとみ
関連知識を学ぶのにおすすめの資格には、次のようなものがあります。ぜひあわせてチェックしてみてください。

 

いち早く仕事に活かしたい方におすすめの資格

資格取得後の「年会費」という罠

私が取得した日本メディカルハーブ協会のハーバルセラピストは、資格認定料の19,440円の他、資格取得後も毎年年会費が必要というデメリットがあります。

さとみ
さとみ
年会費8,000円を毎年払い続けなければ、せっかく取得した取得も剥奪されてしまいます・・。

また、ハーブ以外の関連知識を学ぶ場合には、またそれぞれの資格を取得する必要がありますので、時間や資金面でも負担が大きくなってしまいます。
資格取得後に仕事に活かしていく場合、ブログやSNSなど、発信力をつけたりメディアを育てる時間も必要です。

もちろん、年会費を払い協会の会員でいることで会報誌を年2回ほど受け取れたり、限定イベントに会員価格で参加できる等のメリットもありますが、決して安いお金ではないので資格維持のためになるべくはお金がかかるのは避けたいですよね。
いろんな協会をまたいで資格取得すると、協会の数だけ受講料や、資格の種類によっては年会費までもがかさむことになります。

資格取得後にすぐに仕事として活かせるとは限りませんので、維持費のことも考えてどの資格を取得するのかを決めましょう。

さとみ
さとみ
趣味の範囲の学習でOKなのか、それとも専門的に極めて仕事に活かしていくのか、仕事にするのであればどの範囲まで網羅すべきなのか。
まずはゴールから決めましょう。

 

ハーブ・精油の専門知識が一度に学べる資格は?

最短・最速で資格取得、仕事に繋げる

内閣府認定のNPO法人日本統合医学協会が主催している「クリニカルアロマ検定」は、メディカルハーブや精油の知識に加えて、心理学、基礎医学、カウンセリング学、メンタルアロマなど人気の学科を含む全12科目が学べます。

一度で幅広い知識を身に付けて、いち早く実践や仕事に活かしたい方におすすめです。




関連知識を持っていることで強みになりますし、複合的な知識を身につけることで学びに深みをもつことができ、他のセラピストや講師との差別化にもつながります。

自分で講座を開講するときにも、例えば
「はじめてのハーブ講座」「家庭でできるアロマケア講座」「ママと子どものナチュラルケア講座」「香りのセルフラブレッスン」

などさまざまな切り口から講座を開設できるため、単独で学ぶよりもマネタイズしやすくなります。

 

さとみ
さとみ
私は別々の協会でそれぞれカウンセリングやアロマテラピー等を学んだので、時間もお金もかなりかかってしまいました・・。一度にまとめて学べる講座は当時なかったので、今からこの資格を取得することも検討しています。

フィトセラピーの資格取得後はどんな仕事に就ける?

資格取得後には、次のような仕事に活かすことができます。

  • ハーブティー専門店で働く
  • ナチュラル系カフェのスタッフ
  • アロマセラピスト
  • ワークショップや体験講座を開催する
  • 公民館・カルチャースクールの講師
  • ハンドメイドイベント・マルシェに出店
  • 高齢者施設・病院でのアロマケア
  • 植物療法の知識を活かした記事執筆や監修
  • オリジナルブランドの立ち上げ
  • オリジナルブレンドハーブティーの企画
  • オンライン講座の構築・販売
  • 植物療法の知識を活かした記事執筆や監修

オンライン講座の集客にはSNSやブログで発信して受講生を集める必要がありますが、オンライン講座を出品できるプラットフォーム「ストアカ」で講座を開講するのもおすすめです。

こちらはすでに受講したい人たちが集まっているので、集客の手間を省いて講師の業務に専念することができます。

まとめ

フィトテラピーフィトセラピーは、古くから人々の健康と美を支えてきた自然療法の一つです。現代社会においてもその価値は変わらず、むしろ日々の生活に取り入れることで得られる効果は計り知れません。

フィトセラピーの基本から応用まで学び、資格を取得し、その知識と技術を日常生活や仕事に活かすことで、より豊かで健康な生活を手に入れることができるでしょう。

自然の恵みを活かしたフィトセラピーで、心身の調和と健康、美容の向上を目指してみませんか?

ABOUT ME
野田 聡美 | Satomi Noda(編集長)
株式会社ラヴィステラ代表。JAMHA認定ハーバルセラピスト、JOCA認定オーガニックコスメアドバイザー、JADP認定マクロビオティックセラピスト、ソウルナンバー鑑定士、AEAJアロマテラピー検定1級。本業の保護猫の召使いの傍ら、ヴィーガンスキンケアの開発を行っています。