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環境とお肌に優しい洗濯洗剤ガイド!選び方とおすすめ洗剤6選

洗濯
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環境保護が喫緊の課題となる現代、洗濯洗剤が環境に与える影響が無視できません。

わたしたちの生活において、石油由来の界面活性剤による水質汚染やマイクロプラスチックの排出問題、水資源の使い過ぎによる水不足が深刻になっています。

これらの問題を軽減するために、私たちは環境に優しい洗濯洗剤への取り組みを進める必要があります。

さとみ
さとみ
この記事では、環境とお肌に優しい洗濯洗剤の選び方や、おすすめの洗剤を厳選してご紹介します。

環境に優しい洗濯洗剤の選び方

洗濯と赤ちゃん環境に優しい洗濯洗剤を選ぶポイントは、生分解性の高い成分や石油由来成分のないものを選ぶこと、そして認証マークの確認が重要です。

エコマークRSPO認証などの認証マークが付いた洗剤は、環境に配慮した商品であることを示しています。

成分をチェック

エコ洗剤洗剤に含まれる成分は、環境保護だけでなく、私たちの肌や衣類にも影響を与えます。

石油由来の界面活性剤や化学物質が含まれた洗剤は避け、植物由来成分の洗剤や石鹸成分でできた洗剤を選びましょう。
また、着色料や香料、防腐剤の無添加の洗剤も肌や環境に優しいとされています。

洗剤の容器も環境にやさしい素材を選びましょう。

パッケージがリサイクル可能な素材で作られているか、生分解できるパッケージで作られているか、または詰め替え用の商品があるかどうかをチェックすることが重要です。

 

認証マークを確認

エコマークとRSPOマークの説明

エコマークやRSPO認証、オーガニック認証などの環境保護に関する認証マークを持つ洗剤は、その成分や製法が環境に配慮されていることが確認できます。

これらの認証マークがある洗剤を選ぶことで、環境に負担をかけずに洗濯を行うことができます。

ただし、認証マークだけを頼りにせず、成分や製法についても調べた上で、自分に合った洗剤を選びましょう。

 

石鹸成分の洗剤が環境に優しい理由

石鹸環境に配慮した洗剤の中には石鹸成分を使用した商品があります。
石鹸や石鹸洗剤が環境に優しい理由は、以下にあげるようにいくつかあります。

石鹸が環境に優しい理由
  1. 生分解性
    石鹸は天然由来の成分で作られており、水と二酸化炭素に分解されやすいため、環境への悪影響を抑えることができます。
    これにより、水環境に放出された場合でも、生態系に対する悪影響が少なくなります。
  2. 再生可能な材料
    石鹸は一般的に植物油や動物脂肪から作られます。製造過程において石油などの非再生可能な資源を使用しないため、環境にやさしい製品される理由の一つになっています。
  3. 無害な成分
    石鹸洗剤は通常、合成界面活性剤や化学的な添加物が少ないか、まったく含まれていないことが一般的です。
    これにより、使用後に残留物が環境に放出されても、その影響が最小限に抑えられます。
  4. 低影響の製造プロセス
    石鹸の製造は一般的にエネルギー消費が少ないプロセスで、化学的な処理が少ないことが一般的です。これにより、製造段階での環境への影響が軽減されます。
  5. 再充填可能なパッケージの使用
    環境に優しい石鹸製品は、再充填可能な容器や地球にやさしい材料で作られたパッケージを使用した製品が多いのも特徴です。
    使用後の廃棄物を最小限に抑えることができます。

ただし、一般的な石鹸にも留意すべき点があります。

一部の市販の製品には、環境に対する影響が大きい合成成分や香料が含まれている場合があります。

環境に優しい石鹸製品を選ぶ際には、成分表や製造過程に関する情報を確認しましょう。

 

おすすめの環境に優しい洗濯洗剤

環境に優しい洗剤ここでいくつかの環境に優しい洗濯洗剤をご紹介します。これらの洗剤は、環境保護や肌へのやさしさも兼ね備えており、様々な人々におすすめです。

Sonett(ソネット)

Sonett(ソネット)Sonett(ソネット)は、100%天然原料で作られた環境に優しい液体洗剤です。
1960年代に起きた、石油系合成洗剤による水質汚染問題に心を痛めた科学者の思いから誕生し、今では世界約42か国で愛用されるオーガニック洗剤のブランドです。

さとみ
さとみ
社名はフランス語のsavonnette(小さな石けん)に由来しており、合成界面活性剤や香料、着色料などの無添加で、肌や環境にやさしいことが評価されています。

また、ソネットの特徴のひとつは、バイオダイナミック農法(※)または有機栽培を使用した原材料を使用している点。
「洗剤が自然や人、そして地球全体に悪影響を及ぼすことに対して責任を取りたい」と創業者の思いに基づいています。


※バイオダイナミック農法とは

哲学者であり人智学者のルドルフ・シュタイナーが提唱した農法です。 惑星や星座の位置からエネルギーを図り、 種蒔きや堆肥・収穫などの作業日を決定するなど、天体の力を最大限に利用しています。

出典:Sonett公式サイト

アレルギーテストや肌刺激テストを通過しており、アトピー肌や肌が弱い方、赤ちゃんも安心して使用することができます。また、洗い上がりが柔らかく、柔軟剤が不要な点も魅力です。

 

シャボン玉石けん

シャボン玉石けん昔ながらの釜炊き製法で作られた「シャボン玉石けん」は、100%天然成分であり、肌に優しいです。

日本アトピー協会推奨品で、肌が敏感な方やアトピーの方も安心して使用することができます。

さとみ
さとみ
合成界面活性剤や香料、着色料などは無添加!
排水後も自然に分解されるため、環境負荷が少ないほか、柔軟剤なしでふわふわに仕上がるので、お財布にもエコな点も魅力です。

また近年、化学物質過敏症に悩む方が増えています。
シャボン玉石けんは無香料で「香害」を引き起こさないので、化学香料の香りに敏感な方や周りの方にも配慮した洗濯ができます。

 

ecostore(エコストア)

エコストア自然豊かなニュージーランドの北部にある「エコビレッジ」で1993年に生まれた「ecostore(エコストア)」の洗濯洗剤は、環境保護と肌へのやさしさに配慮して開発されました。
植物由来成分を使用しており、再生可能なパッケージを使っています。

また、詰め替え用の量り売りも行っており、リサイクルにも取り組んでいます。

エコストアは、動物実験を行っておらず、クルエルティフリーを宣言しています。これにより、動物愛護にも配慮した無添加の洗剤と言えます。

ecover(エコベール)

エコベールベルギー生まれの洗剤メーカー「エコベール」は、1979年にベルギー北部のマーレーで2人の環境活動家によって立ち上げられました。

理念として「経済とエコロジーの調和」を掲げており、ベルギー語で「環境と緑」を意味するECOVER(エコベール)と名付けたのが始まりです。

その特長は、徹底したエコへのこだわりで、今ではヨーロッパを中心に世界22カ国で洗剤を販売するメーカーになりました。

エコベールに使用されているココナッツ油ベースの界面活性剤は、排水になると3日以内に100%洗浄力を失い、その後約1週間で99%以上が生分解して、ほぼ自然に還ります。
そのため水中生物や、環境に影響を与えることがほとんどありません。

その一例として、エコベールは1993年に起きたタンカー事故では油まみれになった鳥を救う為に「鳥用オイルリムーバー」を開発、提供して鳥たちを救ったというエピソードもあります。

出典:国連も認めたエコ洗剤エコベールの、徹底した環境へのこだわり | LOKAHI+ 

エコベール
エコベールのこだわりと特長
  • 全成分が植物由来。石油系成分、着色料、人工香料、化学増粘剤、アレルギーの原因となりうる化学物質は不使用。
  • ボトルは100%植物由来。サトウキビを使用したプラスチック。
  • 動物実験をおこなわない。
  • 99%が生分解し、ほぼ自然に還る。
  • 世界初の「オーガニック建築」のエコロジー工場にて製造。

 

Nellies(ネリーズ)

Nellies(ネリーズ)液体洗濯洗剤は、少なくともその50%が水から作られています。Nellie’sでは、お客様に水を売りつけ、地球上の水を移動させて回ることをよしとしない考えから、液体ではなく粉末の洗濯洗剤にこだわっています。

Nellie’sの洗剤は、粉末でありながらも冷たい水にも熱いお湯にもきれいに溶けます。

さとみ
さとみ
私も15年以上、ネリーズの洗剤を愛用しています。冬場でも水にしっかり溶け、洗い上がりは柔軟剤なしでもふわふわ。シンクや茶渋汚れ、布ナプキンの洗濯など幅広く使用できます。

容器がかわいいので生活感が出ない点もお気に入り!

 

THE(ザ)

THE(ザ),洗剤「THE(ザ)」は、ナノテクノロジーを導入した環境に優しい洗濯洗剤です。植物由来(ヤシ油、パーム油、トウモロコシ油)の洗浄成分で、界面活性剤量を一般的な洗剤の1/7に抑え、生分解性の高さも証明されています。

さとみ
さとみ
「THE(ザ)」の洗剤は、たった1杯(約5ml)のティースプーンで洗濯ができます。 泡立ちが少なく、すすぎも1回で済むので余分な水を使う心配もありません。ドラム式にも対応しています。

アレルギーテストやパッチテストを行っており、肌にやさしい点も評価されています。
防災グッズ大賞2021「生活用品部門 審査員特別賞」を受賞しており、災害用備蓄としてもおすすめです。

詰め替え(450ml)の洗濯可能回数は約90回。大容量の洗剤よりも場所をとらないため、洗濯時に収納場所に困りません。

 

まとめ

洗濯環境に優しい洗濯洗剤は、石油由来成分を避け、植物由来成分を主体にしたものを選ぶことが大切です。

特に、石鹸や重曹を使用した洗剤は、生分解性や水質汚染の面において、より環境負荷をより軽減することができます。

認証マークを確認したり、環境保護に関する取り組みが行われているものを選びましょう。

さらに、香害を防ぐために無香料のものを選んだり、人口香料でなく天然の精油を使用した洗剤を選ぶことも大切です。

環境に優しい洗剤は、肌にもやさしい成分が使われているため、赤ちゃんや肌の弱い方にもおすすめです。
洗濯洗剤についての知識を持ち、環境保護に貢献しながら快適な洗濯ライフを送りましょう。

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ラヴィステラマガジン編集部
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