地球のこと

お金からの解放!エコビレッジから学ぶユルく豊かに暮らすヒント

お金からの解放!エコビレッジから学ぶゆるく豊かに暮らすヒント
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

エコビレッジは「互いに支えあう仕組み」と「環境負荷の少ない持続可能な暮らし方」を求める人々が創るコミュニティのこと。
健康的で幸福度の高いライフスタイルを望む人たちの間で着目され、今や世界各地15,000ヶ所に広がっていると言われます。

今回は、エコビレッジの概要や、海外・国内の有名なエコビレッジについて詳しく解説していきます。

エコビレッジの基本概念

お金からの解放!エコビレッジから学ぶゆるく豊かに暮らすヒント エコビレッジは、「環境に優しい持続可能な生活」を実現するためのコミュニティです。地球環境に配慮しながら暮らし、地域の資源を有効活用して持続可能な社会を築くことを目的としています。エコビレッジには様々な特徴がありますが、以下の要素を持っています。

自給自足

エコビレッジでは、できる限り自給自足の暮らしを目指しています。地元で育てた野菜や果物、家庭菜園での栽培、動物の飼育などを通じて、住民たちは地域の資源を最大限活用しています。
また、外部からの資源の依存を減らすことで、環境負荷を軽減していくことにも繋がります。

自給自足を実現するために、エコビレッジでは畑や菜園、家畜の飼育など、地域の資源を最大限に利用する取り組みが行われています。持続可能な社会と地域の自立を実現するために、自給自足を試みることはとても重要です。

再生可能エネルギーの活用

再生可能エネルギー
エコビレッジでは、化石燃料を使わずに再生可能エネルギーを活用して生活しています。太陽光、風力、地熱などの再生可能エネルギーを用いることで、エネルギーを効率的に利用しながら環境にも配慮した生活が可能です。

企業でも家庭でも太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーの利用が一般的になってきている昨今、エコビレッジでは更にその活用を進めています。また、独自の技術やアイデアを生み出すことで、より持続可能なエネルギーシステムを構築しています。

独立した経済圏の構築

エコビレッジでは、地域内で独立した経済圏を構築することを目指しています。住民たちは地域で生産された農産物や手工業品を交換・売買し、独立したコミュニティを築いています。外部との経済的な関係を最小限に抑えることで、地域が持続可能な形で発展できるようになります。

エコビレッジの経済圏では、住民同士が互いに支え合い、地域内で循環する資源を最大限に利用することが求められます。このような独立した経済圏の構築を通して、持続可能な社会を目指すことが可能となります。

独自のコミュニティ

お金からの解放!エコビレッジから学ぶゆるく豊かに暮らすヒント エコビレッジでは、住民が互いに助け合いながら持続可能な暮らしを実現し、地域全体で具体的な取り組みを行っていきます。そのために、コミュニケーションや議論を重ね、共有することを重視しています。
エコビレッジのコミュニティはさまざまで、それぞれが独自の取り組みや活動を行っています。互いに尊重し学びあうことで、より持続可能で豊かな暮らしが実現されています。

また、エコビレッジの基本理念は、エコ建築や自然エネルギーなど環境面のみにとどまらず、社会性、経済性そして精神性における持続可能性も視野にいれていることも注目のポイントです。

世界の有名なエコビレッジ

世界各地には様々な形でのエコビレッジが存在しています。これらのエコビレッジは、持続可能な暮らしを実現するために、独自の取り組みや活動を行っています。
ここでは、特に有名な海外のエコビレッジをいくつかご紹介します。

スコットランドのフィンドホーン


出典:FINDHORN ECOVILLAGE

スコットランドの北端に位置するフィンドホーンは、フィンドホーン財団によって造られたエコビレッジ。自然と共生し、よりいい未来を実現することを共通の目的とし、500人以上が独自のコミュニティを形成しています。

スピリチュアルなコミュニティとして世界的に知られているフィンドホーンですが、創始者たちを偶像化するような教義や指導者といった存在もおらず、あらゆる宗教の人を受け入れています。

フィンドホーンでは、貧困と地球環境の悪化を防ぐための実行可能な解決策をテーマとしたエコビレッジ教育を行うほか、ビレッジ内の建物には、高断熱材、環境に優しい素材などを使用し、有機食品や再生可能エネルギーに関する取り組みを実施。持続可能な環境づくりを行っています。

英国女王より勲章が授与

フィンドホーンでは毎年約70ヵ国より1万4千人以上の人々が訪れ、教育機関として、国際会議や多様なワークショップ、セミナーを開催しています。
1995年の国連成立50周年では、「平和活動に実績のある50のコミュニティのひとつ」として表彰され、2004年にはスピリチュアル分野の研究により民間に影響を与えた人として、英国女王より勲章が授与されました。

フィンドホーン共同体は、天使や妖精たちが棲む聖地と呼ばれ、住民たちが自然と共存して生活しています。その地で育つ花々から作られた「フィンドホーンフラワーエッセンス」も存在します。

フィンドホーンフラワーエッセンス
フィンドホーンフラワーエッセンス

参考:FINDHORN ECOVILLAGE

デンマークのムンクスゴー

デンマークは「世界一幸福な国」と言われており、国民総幸福(GNH)で1位を獲得しています。「ムンクスゴー」とは、デンマークにあるエコビレッジの一つで、徹底したエコロジーを実現しています。
再生可能エネルギーや持続可能な建材を使用し、共有の施設や電動自動車の利用など、持続可能な豊かな暮らしを体現しています。

ムンクスゴーでは、エコビレッジ内に幼稚園や小学校があり、子どもたちが安心して遊んだり学んだりできる環境が整っています。
このようなデンマークのエコビレッジから、持続可能な新しい暮らし方のヒントを得ることができます。

インドのオーロヴィル

お金からの解放!エコビレッジから学ぶゆるく豊かに暮らすヒント インド南部にあるオーロヴィルは、1968年にシリ・オーロビンドというヨーガ指導者と、フランス人女性ミラ・アルファッサ(通称:マザー)の提唱で創られた世界最大のエコビレッジ。環境保護と人類の団結を目指す国際共同体です。
現在では約2500人の住民が暮らしており、50カ国以上の国籍が含まれています。

インド政府やUNESCOから環境実験都市として支援を受けており、一部ではユートピア(理想郷)とも呼ばれています。

オーロヴィルでは、持続可能な農業や再生可能エネルギーの利用、独立した経済圏の構築など、エコビレッジが抱える課題に対して積極的に取り組んでいます。
様々な芸術や文化活動が行われており、その姿勢や取り組みが世界中から注目を集めています。また、オーロヴィルを訪れる観光客やボランティアも多く、国際交流の場としても機能しているユニークなエコビレッジです。

 

日本国内のエコビレッジ

日本国内にも、数多くのエコビレッジが存在しています。それぞれが独自のコンセプトや取り組みを持ち、持続可能な暮らしを追求しています。ここでは、日本国内のエコビレッジの一例として、いくつか紹介します。

【三重県鈴鹿市】アズワンコミュニティ鈴鹿(※現在休止中)

三重県鈴鹿市にあるアズワンコミュニティ鈴鹿は、エコビレッジとしての特徴を持ちながら、都市型で開放的なエココミュニティを実現しています。メンバーに関する規約やコミュニティの境界は存在せず、学びの場も提供している点が特徴です。

アズワンコミュニティ鈴鹿では、地域の人々が参加型プロセスを通じて、持続可能性を追求する街づくりを行っています。また、再生可能エネルギーの活用や自然環境の保護にも力を入れています。

【熊本県】サイハテ村

サイハテ村
出典:サイハテ村公式ホームページ

熊本県にあるサイハテ村は、自由と創造性に満ちた次世代型のエコビレッジです。約30人が生活しており、パーマカルチャーデザインを取り入れて持続性の高い生態系と文化を築く取り組みが行われています。

アメリカではたった1週間で300万人以上の人が仕事を失い、治安悪化を恐れるためか、銃の売り上げは何倍にもなった。都市からは食べ物が消え、日本政府は経済対策として現金給付ではなく、和牛商品券の発行を検討しているというナナメ上を行く有様。

こんな世界、こんな時代だからこそ!新しい生き方を選択しても良いんじゃないでしょうか?札束で頭を叩かれるような、使えない人は価値のないモノとして、切り捨てられるような世界から飛び出したって良いんじゃないでしょうか?

出典:サイハテ村のコミュニティメディアSAIHATE MEDIA

サイハテ村では、ベンチャー企業とのコラボ企画や各種プロジェクトの実施、インカム制度の導入などで注目を集めています。
また、地域の資源を活用した持続可能な暮らしを追求し、新しいエコビレッジの在り方を模索しています。

【静岡県】木の花ファミリー

木の花ファミリー
出典:木の花ファミリー公式Facebook

静岡県富士宮市にある木の花ファミリーは、1994年に「地球を汚さない暮らしをしよう!」という想いを抱いた20名のメンバーにより創立されました。
名前の由来は、富士の主神である木花咲耶姫(このはなさくやひめ)にちなんでいます。

有機農業を実践し、11種のお米や200種以上の野菜を栽培し、食べもののほとんどを自給。手作りの味噌・醤油、自然卵や山羊のミルク、はちみつなども自給し、さらに、お米や野菜、お菓子などの加工食品を地元及び全国に宅配してコミュニティ全体で収入をあげています。

生きとし生けるものが調和した平和な社会づくりを目指し、現在14世帯46名が血縁を越えた家族として子育てを共同で行い、収入も平等に分け合うなど、共に支えあうコミュニティを創っています。

まとめ

サステナブルで環境に優しい暮らしを目指すエコビレッジは世界中に存在し、その中でもデンマークやインドなどの有名なエコビレッジが持続可能性のモデルとして注目されています。日本国内でも様々なエコビレッジがあり、それぞれ独自の取り組みや活動を行っています。

エコビレッジは、私たち一人ひとりが持続可能な社会の実現について考えるきっかけとなる場所でもあります。エコビレッジに参加してみたり、足を運んでみたりすることで、新しい持続可能な暮らし方のヒントを得ることができるでしょう。

私たちも、地球環境や持続可能性に貢献できる消費の在り方や具体的な方法を模索していく姿勢が求められています。

ABOUT ME
ラヴィステラマガジン編集部
ウェルネス&ホリスティックライフを提案するウェブマガジンです。植物療法士監修のヴィーガンスキンケアLA VIE STELLAもよろしくね♪