これまでは探すほうが難しかったヴィーガンコスメですが、現在は国内外問わず、さまざまなブランドがヴィーガンコスメを発売したり、既存商品をヴィーガン製品に切り替えることがトレンドになりつつあります。
動物にも環境にも優しく、お肌に優しい成分を使用したものが多いヴィーガンコスメは敏感肌やアトピー肌にも安心な成分でできたものがとっても多いんです。
スキンケア
1. Aesop(イソップ)
Aesop(イソップ)は、1987年創業のスキンケア、ヘアケア、ホームケア、ボディケアなどの製品を販売する会社。男女や年代問わずギフトにも人気の高いAesop(イソップ)は全商品がヴィーガン対応。
製品にはこだわり抜かれて選ばれた、植物由来・非植物由来成分が使用されています。
原産国 | オーストラリア |
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特徴 | シンプルなパッケージ、ユニセックス |
アイテム | ハンドソープ、スキンケア、ボディーソープ、フレグランス他 |
2. LA VIE STELLA(ラヴィステラ)
代表が動物愛護を理念に設立した、日本のヴィーガンスキンケアブランド。原料の調達から動物実験を行わないことや、熱帯雨林の破壊につながるパーム油を使用しないこと、容器に植物由来のバイオプラスチックを使用するなど、環境保全にも配慮。
国内のオーガニックハーブを使用しており、最大99.6%のオーガニックの配合率など、厳しく品質を追求しています。
原産国 | 日本 |
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特徴 | 最大99.6%オーガニック、自然由来100%、パームオイル不使用、環境に配慮してバイオプラスチック容器を使用するなど、オーガニック配合率や環境保全との両立にこだわる。 |
アイテム | クレンジング、洗顔石けん、化粧水、乳液、日焼け止め、他 |
3. ARGITAL(アルジタル)
グリーンクレイを使用したスキンケア商品が特徴のアルジタル。実は、イタリアではじめて防腐剤無添加の化粧品を販売したのがアルジタル社で、大変歴史のあるブランドです。
創業者であるフェラーロ博士は道徳的観念からベジタリアン。息子の学校を通じて人智学(アントロポゾフィー)に出会い、天体の動きや自然の摂理が人間の心身と深く関わっていることを学び、1979年、ARGITAL社を創立。
人と自然に対する大いなる敬意を根底に、悩みに寄り添った製品づくりをスタートしました。
商品はバイオダイナミック農法※で育てた植物をメインに使用しており、アルジタルでは、自然のリズムに寄り添い大切に育てられた植物は特別な力をもち、エキスやオイルに姿を変えても大地に根付いている時そのままのエネルギーに満ち溢れていると考えています。
※バイオダイナミック農法(ビオディナミ農法)とは?
ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した、化学肥料や農薬を使用しないだけでなく「地球と調和し植物のもつ生命力を最大限に引き出す」ために太陽や月の動きに合わせて作業を行う農法。
原産国 | イタリア |
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特徴 | デメター認証取得(会社と一部商品)、バイオダイナミック農法で育てた植物を中心に使用、天然由来100%にこだわる |
アイテム | クレイ、スキンケア、ボディーケア、ペットケア、スクラブ、エッセンシャルオイル他 |
イタリア・シチリア島うまれのオーガニックコスメ【アルジタル】
4. RUHAKU(琉白)
沖縄の伝統ハーブ「月桃」「シークァーサー」を使用した国産オーガニック化粧品「琉白(ルハク)」。全製品がオーガニック認証である「コスモスオーガニック認証」もしくは「エコサートオーガニック認証」を取得しています。
原産国 | 日本 |
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特徴 | 有機JAS認定済みの沖縄の伝統的ハーブ「月桃」やシークワーサーなど、地元のハーブを使用。全製品エコサート認証取得。 |
アイテム | クレンジング、洗顔石けん、化粧水、クリーム、オイル、美容液、日焼け止め、他 |
5. Sukin(スーキン)
オーストラリアン・メイドにこだわったブランド。オーストラリアの豊かな大地、海、空そして新鮮な空気、オーストラリアの美しさをお届けしたいというのがこのスーキンのコンセプトになってます。
スーキンのコスメは天然由来成分の低刺激の原料を使用しており、リサイクル可能なパッケージを使用していたり、カーボン・ニュートラルへの取り組みを行うなど、自然や環境保護への取り組みにも熱心です。
原産国 | オーストラリア |
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特徴 | 手に取りやすい価格、低刺激、環境に配慮したパッケージ |
アイテム | スキンケア、クレンジング、シャンプー他 |
6. HERBIVORE BOTANICALS(ハービヴォアボタニカルズ)
Herbivore Botanicals(ハービヴォアボタニカルズ)は、2011年にJulia WillsとAlexander Kummerowによってアメリカ・シアトルの自宅キッチンでスタートしました。
材料には、オーガニック栽培された植物に加え、日本の竹炭やフランスのピンククレイ、ブラジルの天然鉱物など厳選した天然素材のみを使用しています。
植物や鉱物の力をつかった代替医療の考え方をベースとした処方で、パッケージにガラスと紙を使用し、必要な場合のみリサイクル可能なプラスチックを使用するなど、環境保護にも積極的に取り組んでいるブランドです。
原産国 | アメリカ |
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特徴 | 天然由来成分にこだわる、環境に配慮したパッケージ |
アイテム | スキンケア、ボディーケア、スクラブ他 |
7. DERMA E(ダーマイー)
「ダーマ・イー」はカリフォルニアのスターン一家が始めたスキンケアブランド。 ヘルシースキンというシンプルなビジョンのもと、美しく健康的な素肌のための製品を作り続けています。
原産国 | アメリカ |
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特徴 | 低刺激、ビタミン群を配合 |
アイテム | スキンケア |
iHerbからも購入できます。
8. A’kin(エイキン)
パラベン、硫酸塩、人工着色料、 人工芳香剤を使用せず、 純粋で美しい香りが特徴のオーストラリア生まれのスキンケア&ヘアケアブランド。使用している植物オイルの多くをCO2抽出しています。
原産国 | オーストラリア |
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特徴 | 環境に配慮したパッケージ、抽出法にこだわる |
アイテム | スキンケア、ヘアケア |
9. BEIGIC(ベージック)
ベージックは、韓国生まれのヴィーガンスキンケアブランド。最大の特徴はぺルー産のコーヒー豆由来のグリーンコーヒービーンオイル(アラビアコーヒーノキ種子油)をすべての製品に使用している点です。
原産国 | 韓国 |
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特徴 | 天然由来成分にこだわる、環境に配慮したパッケージ |
アイテム | スキンケア、ボディーケア、ヘアケア他 |
10. Good Virtues(グッドバーチューズ)
Good Virtues(グッドバーチューズ)の特徴は、目の覚めるようなポップなデザイン。Z世代や学生でも手に取りやすい価格設定も魅力です、
原料はオーガニック認証を受けたものまたは自然由来のものだけを使用。
マレーシアのハラール認証「JAKIM(ジャキム)」を取得しており、ムスリムフレンドリー。
ムスリムの方でも安心して使え、また国、人種、宗教、性別問わずに、誰一人取り残さず、誰もが安心して使えるコスメ
がコンセプトとなっています。
原産国 | マレーシア |
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特徴 | ポップなデザイン、手に取りやすい価格、ハラール認証取得 |
アイテム | スキンケア、ボディーケア、ハンドケア他 |
11. Snow Fox Skincare(スノーフォックススキンケア)
SNOW FOX SKINCAREは、合成保存料・合成着色料・合成香料を一切使用せず、
伝統的な東洋ハーブの概念を取り入れたユニークな成分配合が特徴。
洗練されたクリーンなパッケージも魅力です。
原産国 | オーストラリア |
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特徴 | 合成保存料・合成着色料・合成香料不使用。 |
アイテム | スキンケア、ハンドケア、ペットケア他 |
メイク
12. DEAR DARIA(ディアダリア)
ダリアの花からインスピレーションを受けて誕生した ラグジュアリーヴィーガンビューティーブランド。
大理石のようなメイクアイテムのパッケージは、毎日のメイクアップを楽しくしてくれるでしょう。年齢に負けない美しさをお贈りすることをモットーにしています。
原産国 | 韓国 |
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特徴 | PeTAのヴィーガン認証取得、上品なパッケージ |
アイテム | メイクアイテム、まつ毛美容液 |
13. DYPコスメティクス
フランス発のオーガニック・ヴィーガンコスメブランド。
木製ケースによるリフィルシステム(詰替)を採用しており、環境保護にも積極的に取り組んでいます。
COSMOS ORGANIC認証、PeTAのヴィーガン認証を取得しています。
カラーバリエーションが豊富なので、お気に入りのカラーがきっと見つかります。
原産国 | フランス |
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特徴 | COSMOS認証、PeTAのヴィーガン認証取得、オーガニック、サステナブルなパッケージにこだわる、100%天然由来成分 |
アイテム | メイク(アイシャドウ、ペンシル、口紅)、メイクブラシ、ネイルポリッシュ他 |
14. tarte(タルト)
1999年にコスメフリークを自称する創業者でありCEOのモーリーン・ケリー氏が、N.Y.のワンルームアパートで自身が欲しいコスメを作ったのが始まり。
機能的かつ高効果なコスメか、肌にうれしいコスメか。
二者択一する必要のない機能性とナチュラルを両立したNY発の自然派コスメブランド。
自然派コスメでありながら、しっかり発色するメイクアイテムが充実しています。
原産国 | アメリカ |
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特徴 | バリエーション豊富なメイクアップアイテム、 |
アイテム | メイク |
2014年にtarte(Tarte,Inc. 本社:米国ニューヨーク州、CEO:Maureen Kelly)はKOSE(コーセー)に買収され、子会社となりました。親会社となったコーセーは化粧品開発において日本国内では動物実験していないものの、中国市場において動物実験を行っています。
コーセーの傘下に入ったことで、動物実験している会社に資金を流したくない考えの方にとっては、tarteはヴィーガンコスメとしてはグレーなブランドとなってしまいました。
ヘアケア
15. AVEDA(アヴェダ)
2020年12月に、全商品ヴィーガンになることを公式に発表したアヴェダ。
公式アナウンスでは次のように語っています。
アヴェダは環境への使命に基づいて設立されたため、ヴィーガンになることは、地球への影響を軽減し続けるための自然な次のステップでした。
動物由来の成分が地球の健康に与える影響に関する事実に直面したとき、私たちはさらにプロセスを促進することを余儀なくされました。
B Corp認証を取得しており、化粧品会社として初めて100%使用済みリサイクルPETを使用。アヴェダのスキンケア製品およびヘアスタイリング製品のボトルやジャータイプのPET容器の85%以上は、100%使用済みリサイクル材からできています。
アヴェダを創設したホースト・レッケルバッカーは、10代で世界的に有名なスタイリストとなり、店舗を続々と増やし、20代でサロン経営者としての成功を手にします。
しかし、多忙を極めたホーストは1960年代後半に働きすぎにより体調を崩してしまいます。ハーバリストである母親のハーブ療法のほか、ヨガや瞑想を行うことで回復したことで、
一人ひとりの「美」は、実はその人を取り巻く環境、世界の「美」と繋がっている
というホリスティックな考え方をするようになり、現在のAVEDAのフィロソフィーとなりました。
原産国 | アメリカ |
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特徴 | B Corp認証取得、環境に配慮、 |
アイテム | ヘアケア(シャンプー、コンディショナー、トリートメント、パドルブラシ)他 |
まとめ
動物にも環境にも優しく、お肌に優しい成分やオーガニック成分を使用したものが多いヴィーガンコスメ。意外にもたくさんあることに皆さん驚かれたのではないでしょうか。
世界的なトレンドのヴィーガンコスメは今後も市場成長が見込まれています。
流行に取り残される前にぜひチェックしてみてくださいね。