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肌が恋するオーガニックコットンの魔力。ふわふわ長持ちは本当?

オーガニックコットン
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昨今、環境への配慮や労働者の人権問題が様々な報道や消費者の意識の高まりによって広まる中、ファッション業界でもオーガニックコットンが使用されるようになってきました。

当記事では、オーガニックコットンに関する情報を整理し、そのメリットやデメリット、そしてオーガニックコットンを取り扱う企業や製品について解説します。

オーガニックコットンとは?

オーガニックコットン
オーガニックコットンとは、有機農法で栽培されたコットンを指します。
これは、一定の基準に従って栽培されたコットンであることを保証する、GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)などの認証機関により証明されます。

ここでは、オーガニックコットンの特徴やその生産方法について説明します。

オーガニック農法による栽培

オーガニック農法とは、農薬や化学肥料を使わずに、有機肥料や細菌などを使って栽培する方法を指します。

これにより、地球環境にやさしいだけでなく、農薬や化学肥料による健康被害や遺伝子組み換え綿による生態系への影響を抑えることができます。

オーガニックコットン栽培では、農地管理や水の管理・処理方法の向上も求められます。
また、生産者の生活環境に配慮した栽培が行われることが大きな特徴となっています。

オーガニックコットンの品質と利用法

オーガニックコットンは、一般的なコットンと比較して品質や利用法においても優れています。例えば、オーガニックコットンは肌に優しく、通気性が良好なため、衣料品やタオル、寝具など幅広い用途で使われています。

また、品種や繊維の調節によって、柔らかさや強度をコントロールすることも可能です。

オーガニックコットンオーガニックコットン製品は、赤ちゃんやアトピー性皮膚炎等の敏感肌の方にも安心して使うことができ、肌あたりの良さや耐久性において優れています。

お肌が敏感な方は、化粧品をオーガニックコスメに替えることとあわせて、使用するタオルやメイク用のコットンをオーガニックに替えてみるのも良いでしょう。

オーガニックコットンの認証

GOTS認証

GOTS認証

GOTS認証は、Global Organic Textile Standardの頭文字をとったものです。
オーガニックの繊維製品の基準と認証マークで、有機栽培(飼育)の原料を使用し環境と社会に配慮して加工・流通されたことを示します。

GOTSは下記の基準に基づいています。

GOTS認証の基準
  1. 70%以上がオーガニックであること
  2. 原料から最終製品まで、全ての工程をカバーしていること
  3. 製品の追跡可能性が確保されていること
  4. オーガニック以外の製品との混同、汚染されない管理がなされていること
  5. 最終製品に残留物がないかチェックされていること
  6. 水・エネルギーの使用や廃棄物に関しての環境目標を設置していること
  7. 廃水処理方法や生分解性の基準に基づき、毒性の強い薬剤を使用しないこと
  8. 原料や助剤等に遺伝子組換技術を使わないこと
  9. 動物実験を行わないこと
  10. 強制労働・児童労働を行わないこと
  11. 衛生的で安全な労働環境と搾取のない労働条件であること
  12. 差別の禁止

参考:日本オーガニックコットン協会(JOCA)

 

オーガニックコットンのメリットとデメリット

オーガニックコットンには、環境への配慮や肌への安全性など多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。

ここでは、オーガニックコットンのメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説します。

メリット

オーガニックコットンオーガニックコットンの最大のメリットは、環境にやさしいことです。化学肥料や農薬を使用せず、自然界の生態系を維持する方法で栽培されます。

また、労働者の健康や生活環境に配慮した栽培も行われているため、人権や労働条件の向上に貢献しています。

メリット
  • 肌に優しく、アレルギーや肌荒れの原因となる化学物質が含まれていないため、敏感肌の方や赤ちゃんにも安心して使うことができる
  • 環境や労働者の健康に配慮したオーガニックコットンを選ぶことで、社会全体の持続可能性に貢献することができます。労働者の健康や生活を守ることにつながる
  • 環境に優しい製品を選ぶことで、自分自身もエコ意識の高い消費者として成長することができる

デメリット

エシカルファッション,洋服オーガニックコットンのデメリットは、一般的なコットン製品と比較して価格が高くなることがある点です。
オーガニック農法で栽培するためには手間やコストがかかり、それが製品価格に反映されることが多いです。

また、オーガニックコットン製品の取り扱いがまだまだ一般的ではないため、通常のコットン製品に比べて選択肢が限られることがあります。

しかし、オーガニックコットンに対する需要が高まるにつれ、多くのメーカーやブランドがオーガニックコットン製品を取り扱うようになるでしょう。

 

オーガニックコットンは肌触りがいいってほんと?

赤ちゃんの手一般的に、オーガニック製品は肌に優しいとされています。

ですが、オーガニックコットンと通常のコットンの肌触りには大きな違いはありません。両者は同じ植物から得られる繊維であり、基本的な素材は同じであるからです。

しかし、実際にはオーガニックコットンが通常のコットンよりも柔らかいと感じることがあります。これは、オーガニックコットンが通常、農薬や化学肥料を使用せずに育てられ、繊維に残留する可能性のある化学物質が少ないためです。

品質の高いコットン繊維は一般的に柔らかく、肌に心地よい感触を与えることがあります。また、農薬や化学肥料の残留が少ないことから、アレルギー反応や肌の刺激が少なくなる可能性があります。

ただし、個々人の感覚的なものや肌の状態には個人差がありますので、一概に全ての人に当てはまるわけではありません。

 

オーガニックコットンを取り扱う企業やブランド

オーガニックコットン製品を選ぶ際には、信頼できる企業やブランドを選ぶことが重要です。ここでは、オーガニックコットン製品を取り扱う主要な企業やブランドについて紹介します。

PRISTINE(プリスティン)

プリスティン
PRISTINEは、オーガニックコットン100%の製品を取り扱うブランドです。ベビーウェアやインナーウェア、タオルなど多岐にわたる商品展開を行っており、肌に優しいオーガニックコットン製品を安全に利用できます。

また、GOTS認証を取得し、オーガニックコットンの栽培や生産に関する厳しい基準をクリアした製品を提供しています。
日本国内での製品開発にも力を入れており、安全性や機能性の両面から優れた製品が揃っています。

PRISTINEの製品は、通販サイトや専門店で購入することができます。環境に優しい素材を取り入れたい方や、肌がデリケートな赤ちゃんに安心して使用できる製品を探している方におすすめです。

公式サイト

NADELL(ナデル)

京都を拠点にしたアトリエを中心に国内の作り手と、オーガニックコットンの魅力を活かした製品づくりを行っているオーガニックコットンファッションブランド「NADELL」。

命を尊重したものづくりを理念とし、素材として、オーガニック・テキスタイル世界基準「GOTS(Global Organic Textile Standard)」認証を受けたオーガニックコットンを使用しています。

公式サイト

オーガニックコットンを使った製品

オーガニックコットン
オーガニックコットンを使用した製品は、肌に優しいだけでなく、環境にも配慮された製品として人気があります。
特にベビーウェアや衣料品、タオルなど、肌に直接触れるものに使用されることが多く、赤ちゃんや敏感肌の方におすすめです。

以下では、オーガニックコットン製品の具体的な例を紹介します。

オーガニックコットンのロンパース

オーガニックコットン

オーガニックコットンのロンパースは、赤ちゃんの敏感な肌に優しく、安心して使える素材で作られています。
縫い目が少なく、肌にあたる部分はオーガニックコットンで作られているので、赤ちゃんのデリケートな肌にもストレスがかかりません。

一部のオーガニックコットンのロンパースには、色付きのスナップボタンが付いていて、留め間違いを防ぐことができます。
また、洗濯表示や縫製の工夫によって、さらに肌にやさしい仕様となっています。

オーガニックコットンの衣類

オーガニックコットン
オーガニックコットンの衣類は、肌に優しい素材で作られており、特に敏感肌の方やアレルギーの方に適した選択となります。
また、オーガニックコットンは柔らかく、着心地が良いため、日常的に使用する衣類にも最適です。

オーガニックコットンを使用した衣類には、Tシャツやカーディガン、パンツ、寝巻きなど、さまざまなアイテムがあります。
こうした製品を選ぶことで、自分自身や家族の肌と環境を守ることができます。

まとめ

オーガニックコットンオーガニックコットンは、環境にやさしい素材であり、肌にも優れた安全性を持っています。また、オーガニックコットンを選ぶことで、労働者の健康や生活環境の向上にも貢献できます。

しかし、デメリットとして価格が高くなることがあることや、選択肢が限られることがあることも覚えておきましょう。

オーガニックコットン製品を購入する際には、信頼できる企業やブランドを選ぶことが重要です。また、自分自身でオーガニックコットンを使って、ハンドメイドアイテムを作ることもできます。

地球環境や労働者の健康に配慮したオーガニックコットンを選ぶことで、社会全体の持続可能な未来に貢献していきましょう。

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